ガイドヘルパーの資格をもつBmapメンバーが指導のもと、メンバーは2人一組になって、交代でヘルパー役とアイマスクをして視覚障害者役となり、廊下からトイレの誘導の仕方、トイレの個室の入り方、階段の上り下り、椅子への誘導の体験学習を行いました。
まずは基本姿勢が大切です。
視覚障害者は基本的に右手に白杖を持ち、ガイド役は左側に立ちまっすぐに一歩前を歩く。
曲がるときも斜めに誘導したりしない。
障害者はガイドの肘の真上か肩をつかむ。
肘は、自然に様々な情報(方向転換、止まる、歩く早さ、相手の気持ち?緊張しているかなど)がよく伝わってくる場所だと実感しました。
幅の狭い道路では、障害者を支える腕を後ろに回し、グッと前に出て、後ろを障害者に歩いてもらう。
段差でも階段でも、変化のある時には行動にメリハリをつける意味で、しっかり止まり、声掛けをする。
「狭い道路になります」
「上り階段です」「下り階段です」「階段始まり」「階段終わり」など。
それから、あまり先のことは伝えない。(何メートル先に階段があります、と言わない)情報が早すぎると今の状況と混同することがある。
理解しづらいので、指示語(あっち、こっち)は言わないようにする。
椅子への誘導も、背もたれの有無、座面、机の位置を教えることで、
トイレでは、和式か洋式か便座やトイレットペーパーの位置、流すペダルの場所をしっかりと伝えることで、落ち着いて行動できることがわかりました。
これからの上映会等で、この経験を生かし、常に障害者の立場、気持ちを考えて、より適切な誘導とあたたかな対応ができるとよいと思いました。