2015年07月22日
7月22日(水)、前日のモニター会に引き続き、西早稲田のスタジオで朝から音声ガイドの収録が行われました。
この日も大河内先生がご出席くださいました。
『八甲田山』プロデューサーの加藤さんも今回出席され、後ろから静かに見守っていらっしゃいました。
収録は極めて穏やかに、驚くほど手際よく進められました。
訂正を要する箇所が適切に指示され、直ちにその箇所が提示され、処理されていくのです。
発音が少しでも不明瞭になると決して見逃されることはなく、アクセントもしっかりチェックされている。
しかも進行に細かな配慮が行き届いている。
これぞプロ中のプロの仕事!と感心するばかりでした。
音声ガイドを務めた当NPO法人理事長は、連日の強行日程と空調による部屋の寒さで、開始直後は喉の状態が思わしくなかったのですが午後にはすっかり回復し、まだ十分練られていないところのあった台本に手を加えながらも、3時間近くの長編映画の音声ガイド収録をほぼ倍の時間で収めてしまうほど順調でした。
収録が終わって外に出ると、空はまだ青々として明るく、夕日に染まった雲が細くたなびいていて、こんなに明るいうちに帰るのは久しぶりだと言いながら理事長と帰途に着きました。

今回収録されたDVDは、高倉健の命日に合わせ11月に発売されます。
お楽しみに!
(記 大澤)
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音声ガイド制作・収録
2015年07月21日
7月21日13時から、シスコシステムズにて映画「八甲田山」のモニター会が開かれました。1977年公開。2時間50分の超大作で、高倉健、三国廉太郎など著名な俳優さんが多数出演しています。
この作品は、ほぼ全編が雪景色の中。青森の連隊が雪中行軍の演習中に遭難し、多数の死亡者を出した事件を題材にしています。
美しい銀世界などではなく吹雪・地吹雪、雪深い山中の灰色の世界。二つの隊の雪中行軍が対比するように描き分けられているのですが、登場人物は皆同じような軍服に風雪よけの完全防備のため顔も隠れ、しだいに雪まみれ・・・どちらの隊の誰なのか?判別さえつかないのです。

音声ガイドが、「○○隊〜現在地」と切り替え、「誰々が〜」と解説していることで、映像を見ている人にとっても状況の理解の助けになっていると思います。音声のみで鑑賞すると、音声ガイドが場面転換を立てているので、両隊の展開それぞれについていけるようになっています。
二つの隊を男声・女声に分けてガイドすればもっと分かりやすくなるのでは、という意見も出されました。いつかライブで試みたいものです。(清水優子 記)

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モニター上映会
2015年07月16日
7月16日、田町の東京都障害者福祉会館で18時より「飛べ!ダコタ」のモニター会を行いました。
当日は字幕制作の山下武信さん、聴覚障害者の女性も参加して下さいました。

モニターした後、早速ご意見を伺いました。その中で、聴覚障害者の方は音や感情を字幕と映像を合わすことで、映画を理解をしていくことを知りました。
音声ガイドの感想では、言葉の使い方 例えば「蜘蛛の子を散らす」は大人数の場合のみ使えるのか、パァーと人が散る様子なら少人数でもいいのか・・など、言葉の持つ意味は人によってさまざまであるため、状況によって最適なものを選び取る難しさを痛感いたしました。
8月8日(土)が楽しみになる活発な意見交換ができたと思います。(記 斎藤)
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