この催しは同施設のイベントの一環として行われたもので、コンサートと共にすっかり定着した人気イベント、毎回多くの方々にご覧いただいています。

今回、30名の定員は、ひまわり荘をいつも利用されている常連の方々で埋め尽くされました。
特に主演の原節子さんの訃報が伝えられてからは、代表作でもある「東京物語」への関心が一気に高まり、入場制限?の心配をするほどとなったそうです。ありがとうございました。

手作りのチラシでは「ナレーションのように自然な音声ガイド、わかりやすい字幕、障がいの有無や年齢に拘わらず楽しんでいただける映画会」とBmapの目指すところを的確にご紹介いただきました。
スタッフの方々によれば、イベントは近隣の施設利用者やケアマネージャーにも声をかけ、ひまわり荘を身近に利用していただくきっかけ作りとして大きな役割りを果たしているとのことです。
ご高齢の方が多かった観客の皆さまは、2時間以上にわたる上映時間だったにも拘わらず、上映後、昔観た映画の良さを再認識されるなど、あちこちで映画談義に花を咲かせる姿が見受けられました。
音声ガイド付きの映画にしばしば足を運ばれている視覚障がい者の方もいらっしゃり、今回のBmapの音声ガイドに高い評価をくださいました。
いろいろな意味でBmapの活動の方向性が支持されつつあることを実感できた上映となりました。
(記 玉井)