これは、新宿区協働推進基金助成対象事業「みんなのバリアフリー映画上映プロジェクト」の第2回目となる上映会です。
当日は、激しい雨にもかかわらず、視覚障がい者や子供さんを含む約70名の方が参加してくださいました。
正に夏休みにふさわしく、これから海や山などに自然体験に行く子供たちの心に、かつて子供だった大人の心に、爽やかな感動をよんだ作品だったのではないでしょうか。
会場にはぬいぐるみの河童のくぅも遊びに来てくれて、見て触って想像して♪
皆さん、河童のお話に自然に入っていけたようでした。
手話通訳もして頂いたことで、障がいを越え、皆さんが同じ目線で、映画を観て頂けたのではと思います。
<アンケートより>
「映画そのものもとても楽しめましたし、誰でも映画を見られる機会ができてすばらしいと思います」
「大変感動的な内容の映画でした。教えられる内容がいっぱいでしたね。アニメとは思えないシナリオ・動きでした。説明は淡々としてとてもきき易く、感情移入するのに良かったと思います」
「映画がこんな形で楽しめるとは思わなかった。アニメときいていたのでどうなるのかと思って来てみたら、イメージできた」
「音声ガイドも、最初からついていたナレーションのようでわかりやすく、スムーズにお話が理解できた」
など、ご意見を頂けました。
上映中、笑い合い、鼻をすすり合う度に、会場がひとつになったような感じでした。
夏休みに子供たちに良い映画を観せたいというお母さま達も多く、来年は映画の選定も慎重にしなくてはと思いました。
最後のくじ引き大会では、当たらなかった小さな女の子が泣き続けていると、兄弟で当たった子(お兄ちゃんの方)が譲ってあげていたり…小さなドラマもありましたが…皆さんの心がほっこり優しくなれる映画を、これからも上映していきたいと思いました。
『河童のクゥと夏休み』(2007年)
音声ガイド台本制作 Bmap
監修 瀬尾亜希子
ライブ音声ガイド 瀬尾亜希子
(記 高橋)