2012年10月11日

『ユキエ』上映会に向けて!

東京都障害者福祉会館で、10月30日の『ユキエ』上映会に向けて全体練習を行いました。


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映画は、ほとんどのセリフが英語のため吹き替えにも挑戦しています。
お互いのセリフの確認、表現方法などを話し合い、通し稽古を行いました。
みんな力が入ります!



☆ 制作メンバーからのメッセージ ☆

作品に寄り添い、音声で『ユキエ』の世界を伝えるお手伝いができたら……と思います。 E.O


ユキエとリチャードの家族とは、もう長年の友人のような気がします。ユキエとの想い出は永遠……。ユキエの想い出をたくさんの方々と分かち合いたい。 F.T


厳しい現実はあるけれど、年月を重ねても、どんな時でも、寄り添う夫婦の姿はやっぱり美しい。 N.T


人を信じるという信念で、ブレナイ生き方を通した夫婦のお話。「幸せな老後」を生きる夫婦。 M.M


夫婦、親子の微妙なスレ違いと深い絆。そしてゆっくりとした別れに涙。K.F


深い愛は深い理解にあらず。……悲しい。 K.S


65歳以上の10人に1人が認知症の現在。愛し支えてくれる家族の存在は大きいです。一度ご覧になった方もバリアフリー版で新たな感動を。 A.S







新宿区協働推進基金助成事業 みんなのバリアフリー映画 上映プロジェクト


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松井久子 監督『ユキエ』(93分) 日本語吹替え、字幕付き
ライブ音声ガイド/大澤英子

〜 映画上映後には、松井久子監督のトークショー(手話付)も開催決定!! 〜

◎日時:10月30日(火)
    13:30開場 14:00開演

◎会場:角筈区民ホール(新宿区西新宿4−33−7)

◎アクセス:京王線「初台」下車 徒歩10分
地下鉄大江戸線「都庁前」A5出口より 徒歩10分

◎参加費用:1000円

◎ご予約・お問合わせ: E-メール info@b-map.org   TEL・FAX 03-3950-2289

ご予約頂ければ確実にお席をご用意いたします。
受付には手話ボランティアがおります。
皆さまのご来場をお待ちしております。



以下、松井久子監督のHPより〜

松井久子の映画初監督作品『ユキエ』。
原作の『寂寥郊野』(吉目木晴彦著、講談社)は1993年の芥川賞受賞小説。
アメリカのルイジアナ州を舞台に、国際結婚と老いを通して夫婦の深い愛の絆を描く。
脚本は『午後の遺言状』の新藤兼人が担当。映画初監督となる松井久子は、
原作を読んで現地を訪ねて出会った戦争花嫁らの声に打たれ、
資金集めに3年間奔走。キャスト・スタッフの大部分をアメリカ人クルーで編成し、
1996年にルイジアナ州・バトンルージュでの撮影を経て
約1年をかけて作品を完成させた。
主題歌の『ユア・マイ・サンシャイン』は、元ルイジアナ州知事でもある
ジミー・デイビスが、97歳にしてこの映画のために歌ったもの。

◆ 物語
アメリカ南部ルイジアナ州、バトンルージュ。
ユキエが戦争花嫁として海を渡ってこの町へやって来てから、
いつの間にか40余年が過ぎていた…。
ユキエは、空軍パイロットで日本に赴任していた夫リチャードと出会い、そして結婚。
日本では祝福されなかった結婚。けれど、ふたりの息子に恵まれ、
愛する夫と家族で励まし合い、愛を尽くし、日々を生き抜いてきた。
しかし、ユキエが突然、不治の病といわれるアルツハイマーに侵されてしまう…。
愛する妻の心から、40年間築き上げてきたふたりの、
そして家族の人生の記憶が少しずつ、ゆっくりと失われてゆく…。
「これはあなたたちへの”ゆっくりしたお別れ”だと思うのよ…。」
愛する人に「スロー・グッバイ」。

◆ 受賞歴
日本映画製作者協会フィルムフェスティバル97最優秀新人監督作品賞
文化庁1998年度優秀映画作品賞
全国映画鑑賞団体連絡会議監督賞
日本映画復興会議奨励賞
1998年度カトリック映画賞
国際ソロプチミスト日本財団千嘉代子賞

◆ 映画祭・海外上映会出品歴
あいち国際女性映画祭(1997)
日本映画製作者協会フィルムフェスティバル97
HAGI世界映画芸術祭(1997)
東京国際映画祭カネボウ女性映画週間(1998)
ニューオリンズ・アーバンフィルムフェスティバル(米国)(1998)
ファジール国際映画祭(イラン)(1998)
ニューヨーク・ブルックリン美術館最新日本映画シリーズ(米国)(1998)
カルタゴ国際映画祭(チュニジア)(1998)
ピッツバーグ・カーネギー財団日本映画シリーズ(米国)(2004)
ロスアンゼルス・オーロラ・ファンデーション(米国)(2004)他

posted by bmap at 00:00| 音声ガイド制作・収録