1960年の映画ですが、平日夜間の上映会にもかかわらず20〜70代まで多くの方がお集まりくださり、松本清張作品の人気の高さを感じる上映会となりました。中には、インターネットで検索され、新潟から上映会に参加してくださった方もいらっしゃいました。
上映後の交流会では皆さんから様々なご意見をいただきました。
「映画の芸術性をどのように伝えるのかに苦労されていることがわかり、勉強になりました。人は高齢化することでさまざまな障害をもつことになります。一部のハンディキャップのある方だけの課題ではないと思っています。今後も勉強させていただきます」(50代男性)
「初めて参加しました。ガイドがあることも忘れてしまう程作品に見入ってしまいました。それ程に自然なガイドだったのでしょう。とても勉強になりました」(40代)
「字幕もあり、音声ガイドもはっきりしていて良くわかった。映画そのものもとてもおもしろかった」(50代女性)
視覚、聴覚障がいの方はもちろんですが、健常者の皆さんもバリアフリー映画の良さを実感し楽しんでいただけた上映会になったようです。
『黒い画集 あるサラリーマンの証言』(1960年)
原作 松本清張
音声ガイド制作 Bmap(齊藤具子・高橋さち代・宮下慶子)
監修 瀬尾亜希子
ライブ音声ガイド 宮下慶子
(記 太田)