
上映中は笑いあり涙あり、障がいの有無に関わらず皆さんこの映画の世界に引き込まれていました。音声ガイドを初めて体験された若い女性は、「初めての経験でしたが、とても良かったです。視覚障がいの方と同じ劇場で一緒に鑑賞できるのは素晴らしいと思いました。」といった感想をいただきました。
今回は、健常者の皆さんにも音声ガイドを知っていただきたい、という思いがありましたので、多くの方に体験していただけたことを嬉しく思います。
また、音声ガイドを利用された方の中には、「これは本当にライブで喋っていたのですか? とてもタイミングが良く、声も素晴らしい。録音ではないのですか?」「どこで音声ガイドをしたのですか?」というコメントもいただきました。
実は、劇場の上にある映写室の隣の部屋。写真では、右から2番目の窓がある部屋からお伝えしていました。

こちらが実際に音声ガイドを喋っていた小部屋です。

目の前の小窓から、映画のスクリーンを覗き見て、タイミングを合わせながら音声ガイドをしていました。
初日は、貸出したラジオの使い方の説明が不十分で、ご迷惑をおかけしたところもありました。申し訳ございませんでした。スタッフで再度確認し、本日の上映ではトラブルなくお聞きいただくことが出来ました。
Bmapとしては、初めてとなる劇場でのバリアフリー上映。2日間を通し、様々な課題も見つかりました。今後、より良い音声ガイドをお届きできるよう、改善していきたいと思います。
映画『くちづけ』バリアフリー上映会にお越しくださいました皆様、本当にありがとうございました。
『くちづけ』
音声ガイド制作 Bmap『くちづけ』制作チーム
監修 瀬尾亜希子
音声ガイド 初日 高橋さち代
二日目 中尾るか
(記 太田)