2013年08月04日

『はだしのゲンが見たヒロシマ』

また、8月が巡ってきました。
広島・長崎の原爆の日を前にしたこの時期に、
昨年に続き、『はだしのゲンが見たヒロシマ』のバリアフリー上映の機会をいただきました。
8月4日(日)、新宿区の北新宿図書館主催の「北新宿平和映画会」での上映です。

2013.8.4-1.jpg

『はだしのゲンが見たヒロシマ』は、マンガ「はだしのゲン」の作者である中沢啓治さんのインタビュー構成のドキュメンタリー映画です。
会場には、「はだしのゲン」をはじめとする中沢さんの作品や、戦争・平和についての図書も並べられました。

2013.8.4-2.jpg

この日の映画会には、3名の小学生も含め20数名が参加。
中沢さんが語る原爆の悲惨さに涙をこぼし、また、被爆後にたくましく生き抜く姿には時に笑いも出るなど、映画の中の中沢さんの語り口に皆が引き込まれた70分でした。

映画の最後のシーンで、「100歳まで生きて、平和の大切さを伝えていく」と約束していた中沢さんは、昨年12月、惜しくも亡くなりました。
体調が悪くなってからも、「自分の見た光景を、戦争の愚かさや平和の大切さを、なんとか子どもたちに語り伝えたい」と、酸素ボンベを使いながら講演をしておられた中沢さん。
その中沢さんの思いを、私たちも「音声ガイド」を通してしっかりと伝えていかなくては・・・との思いを改めて強くする上映会でした。



『はだしのゲンが見たヒロシマ』(2011年)
監督 石田優子
音声ガイド制作 Bmap
ライブ音声ガイド 中尾るか


(記 中尾)
posted by bmap at 00:00| 他団体主催上映会