折から接近する台風18号の情報もあり心配したお天気でしたが、薄曇り程度で一安心。
サポーターの皆さま、お知り合いの勧めで初めて足を運んで下さった方々など、
総勢132名の皆さまには席をゆっくり選んで頂ける余裕のある人数でした。
名古屋郊外に暮す家族の物語が音声ガイドの優しい声と共に始まると、皆さま身体を乗り出してご覧になっていました。深刻な病気を抱えていながら、どこかおかしみのある政子さん(吉行和子)や巴さん(原田美枝子)に笑いを誘われたり、ほろっとしたり。音声ガイド担当者も、客席の皆さまの素直な反応がとても嬉しく、励みになったようです。
松井監督は『折り梅』のDVDのなかで、「映画製作時に、スタッフが(いつもは自分の人生を家において現場に向かうけれども、この映画は自分の人生を連れて、自分のことを考えながら仕事をした)と言われて感激した」と話していらっしゃいましたが、ガイド制作チームはまさに、この映画と自分に向き合って音声ガイドを作ったのだと思います。練りに練ったナレーションはすっきり分かりやすくまとまり、たくさんのおほめの言葉を頂きました。ありがとうございました。
一方、映画上映開始から数分の間、機材のトラブルで字幕が表示できずご迷惑をおかけいたしました。申し訳ございませんでした。今後はこのようなことがないよう、事前に十分確認し、より良い上映会にしてまいります。
そしてこれからも、アンケートにお答え下さった方々の貴重なご意見を参考に、成長を続けるBmapでありたいと思います。
ご来場いただきました皆さま、上映にご協力くださった方々に感謝申し上げます。
『折り梅』(2002年)
監督 松井久子
音声ガイド制作 Bmap『折り梅』制作チーム
監修 瀬尾亜希子
ライブ音声ガイド 高橋さち代
(記 西尾、高橋)