狛江市身体障害者福祉協議会のお世話でやっと実現した企画で、37名の参加者で会場が一杯となる小規模上映会ながら、感動を共有できた手ごたえのある上映会となりました。
昔懐かしい映像・風景と相まって、登場人物の小気味良いセリフに、ライブ・オープンの音声ガイドがしっくりはまり、クレージーキャッツの面々のおかしさに笑いがもれていました。
上映後の20分余りの懇談会では話が弾み、障害をお持ちの方も健常者も一様に、懐かしさと感動を口々に表してくださいました。
視覚障がい者の方は、ライブの語りで心地よく映画を“観る”ことができたと、また聴覚障がいのご夫婦から、邦画に字幕が付いた映画を観られてとても嬉しいとも。手話通訳ボランティアのお二人も大忙しでした。
健常者の方は、目を閉じて音声と語りだけで聞いてみて、情景が自然と浮かんできて、バリアフリー映画の良さを体感できたそうです。


半数近くの方はバリアフリー映画は初めてとのことでしたが、次回作や今後のBmapの活動にも興味を示して下さった方も多く、Bmapのメンバーと会場が一体となれた素晴らしい一時でした。
『ニッポン無責任時代』(1962年)
音声ガイド制作 Bmap『ニッポン無責任時代』制作チーム
音声ガイド監修 瀬尾亜希子
ライブ音声ガイド 波多腰絵里
(記 浅井)