一日目は、東京大学先端科学研究センター特任研究員でバリアフリー映画研究会理事長の大河内直之先生とNPO法人メディア・アクセス・サポート・センター(MASC)の事務局長川野浩二さんと映画祭プロデューサーの山上徹二郎さんとともに、NPO法人ビーマップ理事長として登壇させていただき、シンポジウム。「バリアフリー映画の未来〜進化する字幕表示・音声ガイド提供技術と新しい映画鑑賞」と題し、バリアフリー映画の現状、課題と、今後についてお話しました。


その後の『テルマエ・ロマエU』のライブ副音声上映は、多くの入場者があり、皆さんよく笑っていらっしゃいました。(中でも一番大声で笑っていたのは大河内先生だった気がします。ステージの上までしっかり聞こえました)

二日目は『ルパン三世VS名探偵コナン』の上映からスタート。これは親子連れが多く、また大人の知的障害の方々も団体でいらしていたようです。
2本目の『くちづけ』は、Bmapが音声ガイドを担当したということで、私が上映前に挨拶させていただき、ガイド製作のいきさつやBmapのこと等をお話させていただきました。最初字幕なしの映像が流れてしまい、最初から上映しなおすというハプニングはありましたが、大勢のお客さんが涙しながらご覧くださいました。高橋さち代さんのナレーション、とても聴きやすく、心地よかったので、健常者の皆さんも違和感なくご覧くださっていた印象です。『くちづけ』のプロデューサーさんもとても喜んでくださいました。こうしてバリアフリー映画祭でご覧いただけて、たいへん嬉しく思います。

みんなで一緒に映画を楽しめる機会が全国に増えていくことを願っています。
(記 佐々木)