3日間で11作品の上映が行われ、その中でBmapがライブ音声ガイドを担当したのは「沈黙の春を生きて」「はだしのゲンが見たヒロシマ」「幸福の黄色いハンカチ」「河童のクゥと夏休み」の4作品です。

同時開催の音声ガイドワークショップはBmapが主催し、参加者の皆さんに映画のワンシーンの音声ガイドを作っていただきました。
(写真:満席のワークショップ研修会場。正面のスクリーンに映し出される映像を見つめる皆さん)
<参加者の皆さん声>
「TVでの副音声しかしらなかったが、こんなにストーリーの流れを壊さず、わかりやすくしてくれる、時には更に面白くしてくれる技法に驚いた」
「ト書き的に見えているものを入れていけばいいのだと思っていましたが、それでは自分も楽しめないと思うし、自分が聞いて面白くないだろうと思うのに、視覚障害の方々が面白いと思うわけないですよね。もっと自然にみんなが楽しめる形にすればいいんですね」
「映像制作に携わっている者としては、カメラワークの一つ一つに意味とこだわりがあるので、カメラワークの説明はしなくていいのかと思っていましたが、一般の方や視覚障害の方にとってはて『ズームしていく』や『誰誰のアップ』などと言われてもだからなんなのかわからないですもんね。カメラワークの意図を踏まえて、自然なガイドをつける、自然と感じる語り方にする。かなりレベルが高いんですね」
様々なご意見もいただくことができ、Bmapの社会的活動を理解して頂くと共に、今後の活動の可能性を広げる意義深い機会になりました。