10/9(日)板橋区立氷川図書館にて、山田洋次監督、吉永小百合主演『母べえ』の上映会がありました。
万全なコロナ対策の中約30名のお客さまがお見えになりました。
14時いつものように電気を点滅させて開始の合図。
図書館のスタッフさんのご挨拶が始まりました。隣には手話通訳さん。
Bmapの上映会にはほぼ毎回手話通訳さんが来てくださいます。
手話通訳の鎌倉さんと音声ガイド担当の高橋。
今回の通訳さんはBmapとは始めての鎌倉さんです。
通訳の他にも演劇用の字幕製作にも携わっていらっしゃるそうです。
初めてライブ音声ガイドを体験なさって、「ガイドさんの読みが素晴らしい、これだけの台本を作るのはそうとう大変ですね」と労ってくださいました。字幕製作もかなりの労力と時間がかかる作業だそうです。お互い共通しますね。と、お話しました。
字幕も今やスマホで見る時代だそうです。
鎌倉殿ありがとうございました!!
またぜひご協力お願い致します。
2時間越えの映画ですがお客さまは凛とした美しい吉永さんに見入り、また音声ガイドを担当した高橋さんの抑揚を押さえた丁寧なガイドに聞き入っていらっしゃいました。マスクが涙で濡れてしまいました…とおっしゃるお客様も。
今回の上映にあたり私達はある目標を立てました。それは「映画の音量を音声ガイドが聞きやすいように調整すること」です。
この作品、いきなり映画の音量が大きくなりガイドが聞こえ難い場面が数ヶ所あります。
そこで映画の音量とガイドの音量の良いバランスを目指しました。音量調整にはミキサーという機材を使います。
今回自ら台本を製作し、音声ガイドも担当した藤原くに子がミキサーに挑戦しました。作品を熟知したメンバーが緊張しながらも頑張ってくれたお陰で、バランスの取れた音量、耳障りな箇所もなく目標をクリアーできました。AIがどれだけ進歩しても人の行うこの微調整にはまだまだでは…
終了後お客さまからも称賛を頂き嬉しかったです。
更にみなさまに喜んで頂ける上映会を目指し研鑽を積んでいきたいと思います。
氷川図書館のみなさま今回もありがとうございました。
余談ですが、山田洋次監督作品『母べえ』『母と暮らして』に、次ぐ「母」3部作目の製作発表がありました。
主演吉永さん、大泉洋さん
『こんにちは、母さん』。来年9月に公開予定だそうです。
91才の監督の90本目となる作品、楽しみですね。
(記 佐藤)